このページでは、子供がよくかかる病気についてご紹介しています。

  • 気管支喘息
  • アトピー性皮膚炎
  • アレルギー性鼻炎
  • 食物アレルギー
  • RSウイルス感染症
  • ヒトメタニューモウイルス感染症
  • ロタウィルス感染症
  • ノロウィルス感染症
  • 腸管出血性大腸菌感染症
  • カンピロバクター感染症
  • 溶連菌感染症
  • アデノウィルス感染症
  • 手足口病
  • ヘルパンギーナ
  • 伝染性紅斑【りんご病】
  • インフルエンザウィルス感染症
  • 突発性発疹
  • はしか(麻疹)
  • 風疹(三日はしか)
  • おたふくかぜ
  • 水痘(水ぼうそう)
  • 百日咳
  • 鉄欠乏性貧血
  • アレルギー性紫斑病
  • 川崎病
  • 鼠径ヘルニア
  • 臍ヘルニア
  • 便秘
  • 腸重積
  • 夜尿症
  • 熱性けいれん
  • 頭部打撲
  • 熱中症
  • 伝染性軟属腫
  • 伝染性膿痂疹
  • 夏の皮膚トラブル

気管支喘息

喘息とは?

喘息とは気管にいつも炎症が起きている状態を言います。気管支とは平滑筋という筋肉で囲まれている空気のとおり道です。空気のとおり道が狭くなり、咳やゼーゼーを起こすのが喘息発作です。原因はアレルゲン(ホコリ、ダニ、犬や猫の毛など)、かぜなどの呼吸器感染症があります。

どんな病気なの?-症状

咳、喘鳴(息をするときにヒューヒュー、ゼーゼーと音がする)、呼吸困難(息苦しさ)が現れます。喘息発作は夜間に現れることが多く、咳こんで嘔吐したりします。ひどくなれば、胸がへこむ呼吸(陥没呼吸)、横になれずに座った状態での呼吸(起座呼吸)が現れます。
以下の症状があれば呼吸が苦しいサインです、早めに受診してください。

  • 肩で息をする
  • 息を吸うときにのどの下がへこむ
  • 胸と胃の辺りがへこむ

どのように治すの?

発作時の症状を和らげる発作止めの薬と、発作が起こらないように予防する薬の2種類があります。

  • 発作止めの薬:吸入薬(ベネトリン、メプチン)、頓服薬(ベラチン、メプチン、ホクナリンテープ)があります。
  • 予防する薬:抗アレルギー薬(オノン、シングレア、キプレス)、ステロイド吸入(フルタイド、パルミコート)などがあります。

どのように予防するの?

生活環境を整え、ダニ、ホコリ、カビなどのアレルゲンをなくしましょう。

  • ぬいぐるみはなるべく置かずに、カーペットは敷かないようにしましょう。
  • 犬、猫などの毛のある動物を飼うのはなるべくやめましょう。
  • お布団は布団用ノズルで掃除機をかけ、防ダニ布団を使用しましょう。
  • 煙草はよくありません、喫煙者の健康も害しますのでやめましょう。

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アトピー性皮膚炎

どんな病気なの?-症状

アトピー性皮膚炎はかゆみを伴う湿疹が繰り返し出現する病気です。皮膚のバリア機能が弱い、アレルギー体質(アトピー性素因)が関与していると言われています。

乳児期は顔や頭に現れやすく、かゆみの強い湿疹が生じ、細かいぶつぶつができて盛り上がったり、じゅくじゅくして液がでたりします。この時期は食物アレルギーとの関連もあり、必要に応じて原因食物の除去が必要です。小児期は肘の内側や膝の裏側などに現れるようになります。皮膚はかさかさと皮がむけ、かゆみを伴います。学童期以降は顔面、上半身に治りにくい湿疹を認め、皮膚の乾燥が強く、ごわごわと厚くなります。

どのように治すの?

1.スキンケア

<<皮膚の清潔>>

  • 毎日の入浴、シャワー
  • 汗や汚れを速やかに落とし、強くこすらないようにしましょう。
  • シャンプーやせっけんを使用する時は、洗浄力の強いものはさけましょう。
  • シャンプー、せっけんは残さないように十分にすすぎましょう。
  • かゆみを生じるほどの高い温度のお湯は避けましょう。
  • ほてりを感じさせる沐浴剤、入浴剤は避けましょう。
  • 室内を清潔にし、適温・適湿を保ちましょう。
  • 爪を短く切り、なるべくかかないようにしましょう。

<<皮膚の保湿>>

  • 皮膚の乾燥防止に有用です。軽微な炎症は保湿薬で改善することがあります。

<<その他>>

  • 室内を清潔にし、適温・適湿を保ちましょう。
  • 爪を短く切り、なるべくかかないようにしましょう。
2.炎症を抑える治療

炎症を抑える薬にステロイドがあります。ステロイドは「強い薬」、「副作用のある薬」というイメージをもたれている方はおられると思いますが、適量を使用すれば安全な薬です。ステロイドは強いものから弱い物まであり、湿疹の状態にあわせて使用します。症状の強いときに使用して、改善すれば減量します。ただし、自己判断で中止すると湿疹が悪化する可能性があるので指示通りに使用してください。

他に炎症を抑える薬にタクロリムスというお薬もあります。ステロイドで皮膚の炎症を抑えた後に使用します。


3.内服薬

かゆみを抑える抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬があります。

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アレルギー性鼻炎

どんな病気なの?-症状

アレルギー性鼻炎はダニ、ハウスダスト、かびなどが原因でくしゃみ、鼻水、鼻づまりをきたす病気です。花粉症は、花粉が原因で起きる季節性のアレルギー性鼻炎です。

春先はスギ、ヒノキ、初夏はイネ科のカモガヤ、ハルガヤ、秋にはブタクサ、ヨモギなどの花粉が飛散します。治療は抗ヒスタミン薬の内服、点鼻薬などがあります。抗ヒスタミン薬の副作用に眠気がありますが、最近は眠気の少ない薬もあります。また花粉症は予防が重要です。外出時はマスクをして、外出から帰宅したら花粉を落とし、手洗い、うがいをしましょう。

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食物アレルギー

どんな病気なの?-症状

食物を摂取した後に免疫学的機序を介して、皮膚の赤み、じんま疹、咳、喘鳴、嘔吐をきたす病気です。

重症になればショック状態となり、生命にかかわる危険性もあります。免疫グロブリンIgEが関与するものが多いため、疑われる食物に対して血液検査(特異的IgE)をすることで、診断の参考になります。
実際に食べれるかどうか、どのくらいの量まで食べて大丈夫かは、血液検査だけでは不十分なので食物負荷試験が必要です。
 
当院では卵の負荷試験をおこなっています。問診、アレルギー検査をおこない、負荷試験の時期を決めます。他院でアレルギー検査をおこなっていれば、結果をお持ちください。
卵以外の食物アレルギーのご相談もお受けしますので、遠慮なくご相談ください。


愛媛県小児科医会のHPで食物アレルギーについて詳しく説明されています。ご覧ください。
こども食物アレルギー(2014) 食物アレルギーの理解と対処の仕方 
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RSウイルス感染症

どんな病気なの?-症状

  • 毎年9〜11月ごろからがピーク
  • 風邪の症状と、喘鳴(呼吸時にゼーゼー音がする)症状を合併します。
  • 重症になると、細気管支炎をおこします。
  • 年齢により症状や重症度が異なり、3〜4歳児は少し熱と咳がでる普通の風邪程度ですが、0〜1歳児はぜんそく発作のように呼吸困難を伴うせきになり、重症化すると入院の可能性もあります。

どうやってうつるの?

感染者のくしゃみやせきなどの飛沫(ひまつ)を吸い込んだりすると感染します。
他の子どもからうつることがほとんどです。


RSウイルス感染症のリーフレットはこちら ※クリックするとPDFファイルが開きます

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ヒトメタニューモウイルス感染症

どんな病気なの?-症状

  • 気管支炎、肺炎を起こす呼吸器感染症のウイルスです。
  • 1歳から3歳の小児に流行し、流行時期は3月から6月です。
  • 風邪症状(発熱、咳、鼻汁)、ゼイゼイ、ヒューヒューなどの喘鳴です。

どのようにうつるの?

感染者のくしゃみや咳などの飛沫感染、手指を介した接触感染です。

どのように治すの?

治療薬は特にありません。症状に合せた対症療法です。


ヒトメタニューモウイルス感染症のリーフレットはこちら ※クリックするとPDFファイルが開きます

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ロタウィルス感染症

どんな病気なの?-症状

  • 2月〜5月頃に流行します。
  • 感染者の便や嘔吐物から感染します。
  • 別名を「白色便性下痢症」といい、白い便が出ます。
  • けいれんや、脳炎・脳症をおこすこともあります。

どのように予防するの?

生後6週間から32週(または24週)に接種(内服)するロタウィルスワクチンが有効です。
また、感染者の嘔吐物や便を処理した後は、しっかり手を洗い、手を洗うまで室内の物をできるだけ触らないようにしましょう。

どのように治すの?

ロタウィルスに対する治療薬はありません。吐き気止め、下痢止めなど、治療を行います。


ロタウイルス感染症のリーフレットはこちら ※クリックするとPDFファイルが開きます

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ノロウィルス感染症

どんな病気なの?-症状

  • 11月〜1月に流行します。
  • 乳幼児から高齢者まで全年齢で発症します。
  • 嘔吐、下痢、腹痛です。嘔吐の頻度が高い傾向にあります。
  • 乳幼児では下痢に伴うけいれんを起こすことがあります。

どのように予防するの?

流水、石鹸での手洗いが重要です。
嘔吐物、下痢便を処理するには吸い込んで感染する可能性があるので、マスク、手袋をして雑巾、タオル等で拭き取ってください。その後次亜塩素酸(キッチンハイターなど)で消毒してください。
拭き取った雑巾、タオルはビニール袋に入れて密封し捨ててください。

どのように治すの?

ノロウイルスに対する治療薬はありません。吐き気止め、下痢止めなどで治療をおこないます。


ノロウイルス感染症のリーフレットはこちら ※クリックするとPDFファイルが開きます

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腸管出血性大腸菌感染症

どんな病気なの?-症状

  • ベロ毒素を産生する腸管出血性大腸菌による感染症です。非常に強い毒素で、大腸がただれ、頻回の水様性下痢、腹痛で発症し、引き続いて血便を伴うようになります。合併症として溶血性尿毒症症候群や脳症を併発し、 時には死に至ることもあります。
  • 毎年3000〜4000人前後の発生があり、夏に多く発症します。
  • 病原体は腸管出血性大腸菌(O157、O26、O111などのベロ毒素を産生する大腸菌)です。診断は便の検査でおこないます。
  • この病気は保健所に届ける病気です。登校(園)に関して、医師が診察して感染のおそれがないと認められるまでは出席停止です。

どのようにうつるの?

  • 3〜5日間の潜伏期を経て感染します。
  • 感染経路は経口感染です。ウシは保菌率が高く、食肉の加工過程での汚染や、保菌動物の糞便に汚染された野菜や、 水が感染源になります。生肉や、加熱が不十分な肉から感染することが多いです。
  • 感染の初期に抗生物質を内服すると、重症化を予防することがあると言われていますが、輸液療法、食事療法が中心です。

どのように予防するの?

  • 手洗いを励行し、清潔な調理器具を使用しましょう。
  • 生肉などの調理に使用したまな板や包丁は、生で食べる食材(野菜など)の調理には使用しないようにしましょう。
  • 生肉、加熱が不十分な食肉は食べないようにしてください。菌は熱に弱いので、肉はしっかり火を通して食べてください。
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カンピロバクター感染症

どんな病気なの?-症状

  • カンピロバクター菌による感染性腸炎です。
  • 2〜5日間の潜伏期間後に発症し水様下痢、血便、発熱、嘔吐を呈します。年少児では発熱は少なく、下痢、血便のみのこともあります。
  • ウシ、羊、野鳥およびニワトリなどの家禽類の腸管内には常在菌として存在します。
  • 診断は便の検査でおこないます。
  • 登校、登園について、下痢が改善すれば可能です。菌の排出は長く続くことがあるので、排便後の始末、手洗いの励行は重要です。

どのようにうつるの?

感染源として多いのは、鶏肉です。保育園などでの糞便を介しての接触感染もあります。

どのように治すの?

糞便中の菌の排泄期間は未治療で2〜3週間と言われているので、抗生物質の内服をして排菌期間を短縮させる必要があります。

どのように予防するの?

予防が重要です。生の食肉の摂取(特に鶏肉)は避け、調理の際には十分に過熱をしましょう。生の食肉に触れた調理器具は洗剤と水でしっかり洗ってください。

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溶血性連鎖球菌【溶連菌】感染症

どんな病気なの?-症状

  • 三歳以下では、発熱とねばねばした鼻水など、風邪の症状とかわらないことがほとんどです。
  • 三歳以上では、扁桃炎、発疹という典型的な症状が出ます。
  • 潜伏期間は2〜4日

どのようにうつるの?

感染者のくしゃみやせきなどの飛沫(ひまつ)を吸い込んだりすると感染します。
他の子どもからうつることがほとんどです。

どのように治すの?

抗生剤の投与により、1〜2日後には症状は消え、感染力も低下します。


溶連菌感染症のリーフレットはこちら ※クリックするとPDFファイルが開きます

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アデノウィルス感染症

どんな病気なの?-症状

  • 夏に流行する咽頭結膜炎(「プール熱」と呼ばれる)、眼症状が強い流行性角結膜炎、感染性胃腸炎、扁桃炎、出血性膀胱炎など多彩な症状を示します。
  • 潜伏期間は5〜7日

どのようにうつるの?

感染経路は便、飛沫、直接接触によります。
免疫がつきにくいため何回もかかることがあります。
扁桃炎や結膜炎などはその症状が強く、細菌感染によるものと見分けがつかないことがあります。
細菌によるものとは違い、アデノウィルスによるものであると抗生剤が効かないため、高熱が1週間ほど続くなど、一向に熱が下がらない事がよくあります。


アデノウイルス感染症のリーフレットはこちら ※クリックするとPDFファイルが開きます

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手足口病

どんな病気なの?-症状

  • 5〜8月ぐらいに流行
  • 手足の水泡と口内炎ができる、夏風邪の一種です。
  • 最初の1〜2日の間に熱が出ることがあります。
  • 潜伏期間は3〜7日
  • 小さなお子様で口の中の痛みがひどいと、食事がとれず脱水傾向になることがあります。

手足口病のリーフレットはこちら ※クリックするとPDFファイルが開きます

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ヘルパンギーナ

どんな病気なの?-症状

  • 毎年初夏から秋にかけて流行する夏風邪の一種です。
  • 熱は2日〜4日ほど続き、その間、のどの腫れが小水疱や潰瘍へと発展していきます。
  • 潜伏期間は約3日〜6日。

どのようにうつるの?

治療法は特にありません。
熱があるときの対処と同様に、安静にすることと水分補給を心がけましょう。
脱水症状にならないように、のどに刺激の少ないものを摂取しましょう。脱水が強い場合には、点滴を行うこともあります。


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伝染性紅斑【りんご病】

どんな病気なの?-症状

  • 子どもでは通常、頬が林檎のように真っ赤になり、その後手足にレース状の発疹が現れます。
  • 一旦消えた発疹が再び現れることもあります。
  • 5〜9歳ごろに最も多く発症しますが、ごく数日の経過で自然に治ります。
  • 潜伏期間は10〜20日間
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インフルエンザウイルス感染症

どんな病気なの?-症状

  • 高熱・咳・鼻水・関節痛など、風邪と同じ症状
  • 潜伏期間は24〜48時間

どのように予防するの?

インフルエンザワクチンが有効です。
また、湿度を高く設定したり、マスクなどで予防しましょう。


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突発性発疹

どんな病気なの?-症状

  • 生後6ヶ月から1歳過ぎまでの赤ちゃんに多くみられる病気です。
  • 高熱が3〜4日間続き、熱が下がった後に顔や体に赤い発疹がでてきます。発疹は、約3日ほどで自然に消えます。
  • ゆるい便になったり、ひきつけを起こしたりすることもあります。
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はしか(麻疹)

どんな病気なの?-症状

  • 最初の3〜4日頃は、高熱や咳、目やに、鼻水などの症状が出始め、発疹が出る前に口内に白い斑点が出てきます。
  • いったん熱が下がり、半日ほどで再び高熱となり(二峰性発熱)、発疹が出てきます。数日間は高熱状態が続きます。
  • 潜伏期間は約10〜12日

どのように予防するの?

1歳を過ぎたら早期の予防接種をお勧めします。

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風疹(三日はしか)

どんな病気なの?-症状

  • 赤くて小さな発疹が全身に出てきますが、おおよそ3日ほどでなくなってきます。
  • 首のリンパ節が腫れてくるのが特徴です。
  • 潜伏期間は約2〜3週間
  • 妊娠してすぐ妊婦さんが風疹ウィルスに感染すると、お腹にいる胎児がウィルスに感染し、先天性風疹症候群となると言われており、厳重な注意が必要です。
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おたふくかぜ(流行性耳下腺炎、ムンプス)

どんな病気なの?-症状

  • 耳の下の唾液腺(耳下腺)が腫れて痛くなります。また顎の下の唾液腺(顎下腺)が腫れることもあります。腫れは約1週間から10日で治ります。
  • 潜伏期間は2〜3週間

おたくふかぜのリーフレットはこちら ※クリックするとPDFファイルが開きます

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水痘(水ぼうそう)

どんな病気なの?-症状

  • 発熱と全身に強いかゆみを伴う発疹が特徴の感染症です。
  • 水痘の感染力は極めて強く、5才までに8割のお子さんが感染すると言われています。
  • 基本的には、1週間程度の経過で治癒することがほとんどですが、免疫力が低下している子では重症化することがあります。

水ぼうそうのリーフレットはこちら ※クリックするとPDFファイルが開きます

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百日咳

どんな病気なの?-症状

  • 最初の1週間は通常のかぜと変わらない症状が出ますが、次第に咳が強くなり顔を真っ赤にしてコンコンと激しく咳込むようになり、その後、ヒューと息を吸い込むような咳発作を繰りかえすようになります。
  • 咳発作はだいたい4週間〜6週間ほど続きます。
  • 乳児では呼吸が一時的にとまることがあり、まれに脳炎や脳症を合併することがあるので注意しましょう。熱は出ませんが、肺炎や中耳炎を併発すると熱が出ることがあります。
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鉄欠乏性貧血

どんな病気なの?-症状

  • 血液中の赤血球の中にあるヘモグロビン(Hb)は、体の組織に酸素を運ぶ重要な働きをしています。
    Hbを合成するためには鉄が必要です。しかし何らかの原因で鉄が不足するとHbが作られなくなり、
    貧血となります。
  • 体内には肝臓、脾臓に鉄の予備(貯蔵鉄)が存在するためすぐには貧血になりませんが、貯蔵鉄が枯渇すると血清鉄が低下します。鉄欠乏の状態が長く続くと精神運動発達に影響がでると言われています。
  • 未熟児や子宮の中での発育が悪かった赤ちゃんは、胎内でお母さんからもらう鉄の蓄えが少ないため、生後6ヶ月までに貧血になることがあります。6ヶ月から2歳までは離乳食での鉄分の摂取不足、偏食などで鉄欠乏となり貧血になることがあります。
  • 貧血の診断は血液検査でおこないます。ヘモグロビン(Hb)、血清鉄、フェリチン(貯蔵鉄)を測定します。
    生後6ヶ月から6歳まではHbが11g/dl以下、6歳から14歳までは12g/dl以下を貧血と診断します。

どのように治すの?

  • 治療は鉄剤(シロップ、顆粒、錠剤)を3〜6ヶ月程度内服します。
  • 鉄分の多い食事(牛肉、鶏肉、魚、野菜、ビタミンCが多く含まれる果物など)を積極的にとりましょう。
  • 特に母乳栄養のお子様は鉄分が不足しやすいので、離乳食に鉄分が多く入った食事を加えましょう。
  • 牛乳は飲みすぎると鉄欠乏性貧血になることがあるので、一日コップ1杯程度(200ml)にしましょう。

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アレルギー性紫斑病

どんな病気なの?-症状

  • 感染症、アレルギーなどが原因で皮膚、腸管、腎臓の小さな血管に炎症を起こします。炎症により血管が破れ、紫斑と呼ばれる出血班を皮膚に認めます。
  • 好発年齢は学童期で、男児に多い傾向があります。
  • 合併症として腹痛、関節痛、腎炎があります。

どのように治すの?

  • 安静にして紫斑が広がらないようにします。
  • 腹痛に対してはステロイド治療、関節痛に対しては痛み止めで対応します。
  • 紫斑出現後、2週間後から腎炎を認めることがあるので、外来で尿検査を行います。

アレルギー性紫斑病のリーフレットはこちら ※クリックするとPDFファイルが開きます

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川崎病

どんな病気なの?-症状

日本人の川崎富作先生が発見された病気です。4歳以下の乳幼児に好発し、感染症などが原因と言われていますが、今のところ不明です。日本では年間約1万人以上のこどもたちが罹患し、年々増加傾向にあります。
愛媛県では毎年100人前後の患者さんが発症しています。
この病気は細い血管に炎症がおき、特に心臓を栄養する冠動脈に瘤を作ることが問題になります。

川崎病は特徴的な症状が出現し、主症状で診断します。

  • 発熱、通常5日間以上続きます。治療によって5日までに下がることもあります。
  • 両目の白目が赤く充血します。
  • 口びるが赤くなったり、舌が赤くブツブツしたり、喉が赤くなります。
  • 体に大小様々な発疹がでます。
  • 手足がむくみ赤く腫れます。熱が下がると指先から皮がむけ始めます。
  • 首のリンパ節が腫れます。

上記6症状のうち5つ以上あれば川崎病と診断します。しかし4つの症状しかなくても、冠動脈に異常がある場合、BCG接種部位が赤くなっている場合は川崎病と診断します。
主症状はすぐに出現せず、症状が揃うのは3〜5日程度かかります。

どのように治すの?

治療のゴールは炎症を抑えて、冠動脈の瘤ができないようにすることです。
治療は免疫グロブリン点滴、アスピリン内服治療などがあります。入院して治療をする必要があるので、川崎病が疑われたら市立病院を御紹介いたします。
治療しよくなって退院しても、エコーで定期的に冠動脈をみる必要があります。
当院でもエコー検査は可能なので、市立病院と連携しておこないます。


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鼠径(そけい)ヘルニア

どんな病気なの?-症状

  • 小児の鼠径ヘルニアは幼少児の1〜3%程度存在すると言われています。よく脱腸と言われ、足の付け根の部分が膨らみます。赤ちゃんがおなかにいる時にある腹膜鞘状突起と言われるおなかの膜が生後も閉鎖しないことに原因があります。閉鎖していない袋の部分(ヘルニアのう)に腸や卵巣(女児の場合)が脱出する病気です。
  • 鼠径ヘルニアがあっても、押さえてふくらみがなくなれば手術は急いでする必要はありません。しかしヘルニアを放置していると、腸が戻らなくなり、血行障害が起こることによって腸が壊死することもあります。この場合には緊急手術になります。

どのように治すの?

  • 自然治癒することは少ないので、手術をおこなう必要があります。ヘルニアのうをしばり、腸が脱出しないようにします。
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臍(さい)ヘルニア

どんな病気なの?-症状

  • おへその下にある筋肉(腹直筋や腹直筋筋膜)が十分に形成されず、完全に閉じないことにより起こります。泣いたり、いきんだりしたときにおへそからとびだし、ヘルニア(でべそ)になります。圧迫するとじゅくじゅくと音がするのは、腸がとびだしているからです。
  • 赤ちゃんの5〜10人に1人の割合で見られます。生後3ヶ月ごろまでは大きくなりますが、80%は1歳頃、90%は2歳頃までに自然に治ります。

どのように治すの?

  • 昔は自然に経過を見ていましたが、最近は圧迫固定法が見直されています。でべそを圧迫することで早期に改善し、おへその皮膚の伸展を防ぐと言われています。綿球やスポンジをおへそに当て、しっかりとテープで固定します。おへその状態を見るために、テープは1〜2週間で再固定します。開始時期は生後4ヶ月までに開始するのがよいと言われています。
  • 1〜2歳をこえてもおへそがふくらんでいる場合、おへその皮膚が余っている場合には手術の対象になります。でべそが気になる方は遠慮なく御相談ください。
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便秘

どんな病気なの?-症状

便秘とは便が滞った、便が出にくい状態です。便がでにくい状態とは、排便するのに努力や苦痛を伴う状態、いきんでも排便できない状態を言います。具体的には1週間に2回以下の排便で、排便時に痛みを伴うお子様を便秘症と診断します。便秘の多くは原因の分からない体質的な機能性便秘症です。便秘で腹痛のたびに浣腸をするのはお子様にストレスにもなるので、正しい治療を行いましょう。

どのように治すの?

便秘症の治療は生活習慣の改善、食事療法、薬物療法の3つがあります。

  • 生活習慣の改善としては、規則正しい生活をしましょう。朝食を抜かず3食をきちんととり、早寝早起きの習慣をつけましょう。食後に排便をする習慣をつけましょう。朝食後が一番よいですが、時間がないときは夕食後でもかまいません。学校、外出先で便意を感じたら、我慢せず排便をしましょう。また適度な運動は腸の動きを活発にし、便秘に有効です。
  • 食事療法としては食物繊維類を多くとりましょう。食物繊維の多い食べ物は、緑黄色野菜、果物、豆類、海藻類があります。ヨーグルトは症例によっては有効と言われていますが食べすぎには注意しましょう。
  • 薬物療法としては、マルツエキス(ドラックストアでも販売しています)、漢方薬、酸化マグネシウム、ラキソベロンなどを使用します。症状にあわせて薬を選択します。

便秘は放っておかず、治療しましょう。お気軽に御相談ください。


小児慢性機能性便秘症についてはこちら ※クリックするとリンク先のページが開きます


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腸重積

どんな病気なの?-症状

  • 腸の中に腸が入って重なりあう病気です。典型的な症例は小腸の終わりの部分の回腸が、大腸にはまり込みます。
  • 生後6ヶ月から2歳ぐらいまでに多い病気です。
  • 症状としては不機嫌、間欠的啼泣、嘔吐です。進行すれば血便も認めます。エコーで、はまり込んだ腸管を見つけることができます。

どのように治すの?

  • 高圧浣腸と言って肛門にチューブを挿入し、空気や造影剤を使用して、圧力ではまり込んだ腸管を元に戻す治療です。この治療の後は再発がないか経過を見るため、入院が必要です。腸重積と診断したら、市立病院を御紹介いたします。
  • 高圧浣腸で改善しなければ、外科手術になります。手術はHatchinson法という方法で、はまり込んだ腸管を直接手で戻す治療です。しかし発症から時間が経過して、腸がかなり傷んでいる場合は切除になります。なるべく外科手術にならないように、早期発見、早期治療が重要になります。
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夜尿症

どんな病気なの?-症状

幼少期はおねしょがあっても病気ではありませんが、5〜6歳を過ぎて月に数回以上続く場合に夜尿症と診断します。夜尿症は5歳で5人に1人、小学校高学年/10歳でも20人に1人ぐらいいます。
夜尿症は放置していると本人、家族にとって悩みになり、本人の自信を喪失させ、学校生活に支障をきたすこともあります。

どのように治すの?

  • 夜尿症の治療はまず生活指導を行います。
    具体的には規則正しい生活、夕食時から就寝までの水分制限等があります。
  • 生活指導による効果を見るために、ダイアリーをつけていただきます。
    生活習慣の改善で2〜3割のお子様は改善します。生活指導で改善がなければ、お薬での治療になります。
    ダイアリーを参考に尿検査(尿比重、尿浸透圧)、夜間尿量、起床時尿量などで病型分類し、お子様にあった治療をおこないます。お薬は抗利尿ホルモン(点鼻、内服)、抗コリン薬、抗うつ薬があります。
  • 他にはアラーム療法があり、夜尿時に警報音で排尿抑制をする治療があります。

夜尿症かなと思ったら遠慮なく御相談ください。一緒に考えて治しましょう。


夜尿症ダイアリーはこちら ※クリックするとPDFファイルが開きます


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熱性けいれん

どんな病気なの?-症状

  • 38℃以上の発熱に伴って乳幼児(6ヶ月から5歳ぐらいまで)に見られる、全身がけいれんする病気です。
  • こどもさんの10人に1人の割合で発症します。多くのお子さんは1回しか起こしませんが、約20%の割合で2回起こします。兄弟に熱性けいれんの方がいる場合には、発症率は20%程度です。
  • けいれんは熱が上がる際に多く見られ、突然意識がなくなり、白目をむいて体をそらせるように硬くしたり、手足をがくがく動かしたりします。顔色が悪くなり、呼吸は不規則で荒くなります。大半は数分から5分以内で止まります。

熱性けいれんを繰り返す(2回以上)お子様はけいれん止めの坐薬(ダイアップ)の予防投与を行います。

けいれんが起きたときはどうしたらいいの?

  • あわてない
     けいれんは数分間で治まります。命にかかわることはありません。
  • 何もしない
     口の中に指を入れないことです。舌を噛むことはありません。また体をゆすったりしないことです。
  • 楽な姿勢にする
     体を横向きに寝かせ、服をゆるめてください。
  • 嘔吐するとあぶない
     吐きそうな仕草をしたら、体ごと横にして、吐物がのどにつまらないようにしてください。
  • 観察する
     何分続いているか、どんなけいれんをしているか医師に伝えてください。

救急車で受診した方がいい場合は?

5分以上けいれんが続く、短時間に繰り返す、けいれん後意識障害があるような場合には熱性けいれん以外の病気の可能性もあるので、救急車で受診しましょう。ただし、はじめてのけいれんの場合はびっくりされると思いますので、救急車で受診してよいかと思います。


ダイアップ坐薬の使用方法のリーフレットはこちら ※クリックするとPDFファイルが開きます


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頭部打撲

どんなときに注意したらいいの?

乳幼児は頭をよくぶつけます。多くの場合には大事になることはありません。 しかしお子さんの様子を1日は注意深く観察してください。打撲後1、2回嘔吐しても、意識がはっきりして元気がよければ大丈夫だと思います。しかし嘔吐が持続し元気がない場合には受診してください。小さなたんこぶなら大丈夫ですが、大きなたんこぶの場合には骨折している場合もあるので、受診してください。


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熱中症

どんな病気なの?-症状

  • 小児は体温調節中枢が大人に比べて未熟で、熱がこもりやすく、体温が上昇しやすくなります。暑さに対する適応性が大人より低く、低年齢ほど容易に熱中症を発症します。
  • こどもは大人より身長が低いため地面からの照り返しの影響を受けやすく、大人で32℃の場合、幼児では35℃ぐらいの体温となります。
  • 乳幼児は自分で水分補給ができず、服を脱いだりすることができないので、熱中症への危険性が高まります。また遊びに夢中になってしまい、熱中症になることもあります。
  • 真夏にエアコンをつけなければ2時間後には約50℃を超えるため、車内にいる乳幼児は10〜15分で熱中症になります。ちょっとの時間でも大切なこどもさんを車内に残さないようにしましょう。
  • 学校での体育や部活動で熱中症が多く発生しています、無理をせずに運動してください。

どのように予防するの?

  • 涼しい衣服、屋外では帽子をかぶる。
  • こまめに水分摂取をおこなってください。
  • こどもを観察したときに顔が赤く、汗をいっぱいかいているときは、体温が上がっていると思われますので、涼しい場所に移動して十分に休息をとりましょう。
  • 日ごろから適度に外遊びをさせて、暑さに慣れさせましょう。
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伝染性軟属腫(みずいぼ)

どんな病気なの?-症状

  • 幼児期に好発する皮膚疾患で、伝染性軟属腫ウイルスによる感染症です。
  • 肌色から半透明で、中心にくぼみをもつ2〜5mm程度の大きさのいぼが、体幹、四肢にできます。
  • 潜伏期間は主に2〜7週間です。

どのようにうつるの?

  • みずいぼを触ることにより感染します。またタオルなどを共有することによる間接的な感染もあります。
  • みずいぼは水をとおして感染するものではありません。みずいぼがあるためにプールで泳ぐことを禁止する必要はありません。ただしビート板や浮き輪、タオルなどを共有すると感染するので注意してください。

どのように治すの?

  • 放置していても、自然に消退しますが、6ヶ月から数年を要します。
  • みずいぼをとるか、自然によくなるのを待つかは、小児科医、皮膚科医の間でも意見が分かれます。経過観察をしていると、本人の他の部位に感染したり、他者への感染があります。
    また掻破してアトピー性皮膚炎が悪化したり、とびひのようになったりすることもあります。このようにならないために早めにみずいぼを摘除するのがよいと思います。
    ただしあまりにも小さいみずいぼはとりにくいので、経過観察します。
  • 摘除するのは痛みを伴うので、痛み止めのテープをみずいぼの部分に貼って、院内で待機していただき1時間後にピンセットで摘除します。摘除した日は入浴を控えてもらい、翌日に受診していただき皮膚の状態を見ます。

どのように予防するの?

  • プールのあとはシャワーで肌をきれいに洗いましょう。
  • 爪は短く切って、みずいぼはかかないようにしましょう。
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伝染性膿痂疹(とびひ)

どんな病気なの?-症状

  • 夏に多く、乳幼児に好発する病気です。虫刺されからとびひになることがよくあります。
  • 黄色ブドウ球菌、A群溶血性連鎖球菌による感染症です。
  • 潜伏期間は2〜10日間です。
  • 掻きむしった手を介して紅くなった水疱が全身に広がっていきます。水疱が膿みを伴い、破れて、厚いかさぶたになります。
  • 出席停止の必要はありませんが、炎症が強く、化膿した部位が広ければ、ガーゼで覆って、直接ふれないようにしましょう。プールは完全に治ってから入りましょう。
  • とびひかなと思ったら早めに病院を受診してください。ひどくなる前に治療しましょう。

どのように治すの?

  • 治療は抗生物質の内服、塗り薬があります。
  • かゆみがあれば、抗ヒスタミン薬を内服します。

どのように予防するの?

  • 患部を掻くことによってとびひは広がっていきます。手をよく洗い、爪は短く切りましょう。
  • 鼻の周囲には細菌がいっぱいいます。鼻を触った手からとびひになることがあるので、鼻は触らないようにしましょう。
  • 皮膚を清潔に保つことが重要です。患部はこすらずに、石鹸でよく泡立てて、泡で丁寧に洗い、シャワーでよく洗い流してください。タオルを介してうつることがあるので、共有しないようにしましょう。
  • アトピー性皮膚炎の患者さんは、皮膚のバリア機能が低下しているので、とびひになりやすい状態にあります。皮膚を清潔にし、スキンケアを心がけましょう。
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夏の皮膚トラブル

1 汗疹(あせも)

どんな病気なの?-症状

  • あせもは大量の汗をかいたときに、汗管(汗が出る通り道)に汗がたまってしまうことが原因で発症します。
  • 汗腺の総数は小児と成人では同じですが、体表面積あたりの汗腺の数は小児の方が多く、小児は動きが激しいため、汗をかきやすく、あせもができやすいです。
  • あせもには2種類あります。
    1) 水晶様汗疹
       高熱を出した時や、日焼けの後に、体幹、四肢に1〜2mm程度の白色の水疱ができます。水疱は
       キラキラとして光沢があります。炎症や自覚症状はなく、水疱は破れて数日以内に治癒します。
    2) 紅色汗疹
       汗が詰まった汗管の周囲に炎症が起こり、2〜3mmの赤いぶつぶつを皮膚に認めます。できやすい
       場所は頭皮、額、首、脇、背中、肘、足のつけ根、おしり、膝裏など汗が乾きにくい部分に認め
       ます。乳幼児はおむつに覆われている部分もあせもが発生しやすいので、注意が必要です。
       かゆみやひりひりすることがあり、掻いてとびひになることもあります。

あせもの予防方法は?

  • あせをかいたまま放置すると汗管がつまりやすい状態になるので、すぐに拭き取り、シャワーで洗い流しましょう。
  • 部屋は風通しのよい涼しい環境で、室温26〜28℃、湿度50〜60%を目安にエアコンを使用してください。
  • 衣類、寝具は通気性と吸湿性に優れている木綿がよいと思われます。汗をかいたら下着、おむつをこまめに交換しましょう。

あせもができてしまったらどうするの?

抗炎症作用のあるステロイドを塗布します。ステロイドの強さには4段階ありますが、一番弱いステロイドで治療します。短期間に塗布するため副作用の心配はありません。ステロイドの使用に抵抗がある方には、非ステロイド系の抗炎症作用の外用剤もあります。
 
たかがあせもかもしれませんが、お子様にとってかゆくて苦痛な場合もありますので、遠慮なくご相談ください。

2 日焼け

以前はこどもの日焼けは健康的というイメージがありましたが、近年オゾン層の破壊による紫外線の増加が、皮膚癌、免疫抑制作用、皮膚の老化をきたすことが分かっています。人体に影響を与えるのはUVA(紫外線A波)、UVB(紫外線B波)の2つがあります。こどもは皮膚のバリア機能が未熟なため、紫外線の影響を受けやすく、長期間大量の紫外線を浴びると、細胞のDNAを傷つけ皮膚癌の原因になると言われています。

紫外線から皮膚を守るためにはどうしたらいいの?

  • 5〜8月は紫外線が強くなります。特に10〜14時は1日の内で最も紫外線が強いので外出は控えましょう。外遊びは朝食後、夕方にしましょう
  • 薄い長袖、つばの広い帽子、ベビーカーの日よけで直射日光への露出を避けましょう。
  • 日焼け止めを塗りましょう。
    日焼け止めにはSPF(サン・プロテクション・ファクター)とPA(UVA遮断効果)の2種類の指標で表記されています。SPFやPAの数値が紫外線防止の指数を表しています。SPFはUVBを防ぐ効果を示し、SPFが1なら20分間、UVBをブロックします。数値が高いほど長時間紫外線をブロックします。PAは+〜++++の4段階で示され、+の数が多いほどUVAをブロックします。日常生活では、SPF10〜20、PA+〜++程度を選び、運動、遠足などで長時間紫外線を浴びる場合には、SPF30〜50、PA+++〜++++程度を選びましょう。汗などで流れてしまうので、2、3時間おきに塗りましょう。
    帰宅したら、すぐに日焼け止めを洗い流し、肌荒れを予防するために保湿剤を塗ってください。
  • 日焼けをしたら、濡れタオル、アイスノンで冷やしましょう。ひりひりした赤みがある場合や、やけどのような水疱ができたときは病院を受診してください。
    乳幼児にとって適度な日光浴は必要です。紫外線は骨の成長に必要なビタミンDの生成に不可欠です。夏は朝か夕に1日10〜15分程度、冬は日中に1時間程度は日光浴をしましょう。
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